外構の種類
●門扉
門扉とは、家の入口に設置する扉です。
扉に鍵をかけることで侵入者を防ぎ、住まいの防犯性を高めます。
素材には以下のようなものがあります。
樹脂:太陽光や雨風に強い
アルミニウム:錆に強く耐久性も高い
鉄:重厚感が特徴
木:断熱性があり自然の温かみを出せる
費用相場は、スタンダードなものだと5万円〜25万円、施工費用はおよそ20万円〜40万円です。
●玄関アプローチ
家の入口から玄関の前まで続く小道を指します。
玄関アプローチに素材を敷き詰めて雨の日も滑りにくくしたり、歩行時の音によって防犯性を高めたりできるのが特徴です。
素材には以下のようなものがあります。
レンガ:洋風のデザインに向いている
枕木:和風の印象を強く出せる
敷石:雑草対策に効果がある
砂利:音が鳴るため防犯性が高い
費用相場は1uあたり1万円〜3万円、施工費用は10uの施工でおよそ15万円〜30万円です。
●カーポート
屋根と支柱のみでできた車庫です。
屋根がついているため、車を直射日光から守る・雪や雨を防ぐといったことができます。
費用相場はおよそ1台分20万円〜30万円です。
●目隠しフェンス
家のまわりに設置するフェンスのことです。
設置することで、人目を気にせず庭で洗濯物が干せる・ガーデニングが楽しめる・高さが生まれて侵入者を防ぎやすくなるといったメリットがあります。
費用相場は1枚(幅約1m)あたり1万円〜10万円、施工費用は20万円〜60万円です。
費用相場は確認しよう!
一部ではありますが、外構の種類と相場をご紹介しました。
各外構リフォームの費用相場は、使用する材料や敷地の広さによって大きく変わるため、あくまでも参考として見てください。
詳しい料金については、お気軽にお問い合わせください。
安全性を高められる
どれだけ頑丈に作ろうとも、経年劣化によって少しずつダメージが蓄積されます。
外構に傷みがあっては、もしかしたら不審者の侵入を許してしまうかもしれません。外構リフォームを行うことで、外構周辺の安全性を確保できるのです。
防犯性を高められる
家の防犯性が向上することも、外構リフォームのメリットです。
塀の設置や照明、セキュリティカメラの設置など防犯要素を強化でき、不審者の侵入を困難にします。さらに、植栽や庭の配置を工夫して自然の障壁を作り、家を守ることに繋がります。
家全体の見た目・機能向上が期待できる
家全体の印象をアップさせられることも、外構リフォームの大きな利点です。
玄関アプローチは、きちんと整備することで家全体としての見た目を向上させられますし、フェンスも綺麗に塗料を塗り直すだけでも変わります。
また、駐車場やテラスなど、家の機能性を高める工事をすることも可能です。
家全体の見た目・機能向上は、上記でお伝えした防犯性の向上にもつながりますし、何より気分も上がります。
外構リフォームを行うことで得られるメリットは多くありますので、ぜひ検討してみてください。
外壁の修繕に関しては、ある程度放置しておいても生活そのものに影響することが少ないので、わりと後回しにされがちです。
しかしすぐに修繕をした方が良いとされる症状もあるので、今回はその部分について、解説いたします。
明らかに外壁に剥がれが見られる場合や、サイディングの目地に埋められているコーキングの亀裂が見られる場合は、あまり長く放置せずに修繕を行った方が良いです。
剥がれやコーキングの亀裂をいつまでも放置しておくと、その部分から雨水が入ったりして腐食を招くことあります。
建物の安全性の面でも気にかかりますし、劣化を少しでも食い止めたい方は早めに業者に対処を依頼することをおすすめします。
チョーキングにも適切な対応を
外壁の塗り替えサインとして一般的な症状が、チョーキング現象というものです。
これはチョークの粉を触ってしまったときのように、外壁を触ると手に白い粉が付着する現象のことをいいます。
白い粉が付着するだけなら大して問題ないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、チョーキング現象が起きている状態だと紫外線や雨に耐える力が衰えていることになるので、この症状についてもなるべく早めに対処を検討した方が良いでしょう。
塗膜剥離が見られたとき
塗膜剥離とは、外壁の塗装が膨らんでいたり剥がれ落ちたりすることです。
塗料は下地と密着していなければ効果がありません。膨らんでいるだけだったとしても、内部に水が侵入して劣化している可能性があるため、リフォームが必要にになるケースが多いです。
建物を保護してくれる
外壁を綺麗にする=見た目を綺麗にすると思われる方も多いですが、外壁を綺麗にすることは建物の「保護」につながります。
外壁は、雨・風・湿度・地震などの災害から建物を守っているため、受けているダメージは大きいです。
ダメージの例としては、ひび割れです。ひび割れは、放置するとそこから雨や湿気が入り込んできてしまい、建物を劣化させて耐久性を落としてしまいます。
外壁リフォームを行えば、外からの影響を最小限に抑え、建物を保護できるのです。
資産価値を上げられる
単に見た目がよくなるだけでなく、建物の資産価値も上げられることも外壁リフォームのメリットです。
資産価値を上げられれば、将来家を売却する際もスムーズに進められるかもしれません。今以上に家が高く売れる可能性もあるのです。
イメージを変えられる
外壁を綺麗にすることで、建物のイメージをガラッと変えられます。
戸建てであれビルやマンションであれ、新築時には外壁が綺麗だったとしても、長い年月が経つにつれて色あせや汚れがつきます。
外壁リフォームを行うことでガラッと印象を変え、古い・みすぼらしいイメージを払拭できます。
施工を考えている方に向けて、3つの外壁リフォーム工法について解説いたします。
外壁の張り替えは、今ある外壁を剥がして新しい外壁に変える工事です。
新築のときのように一から施工できるため、どのような外壁材でも選べます。また、内部の防水シートなどもあわせてメンテナンスできるため、外壁からの雨漏りを完全に食い止められるのも大きなメリットです。
ただ、古い外壁材を撤去したり処分したりするため施工費用が高く、工期も少し長いことがデメリットとしてあります。
費用目安は外壁材の種類によって異なりますが、30坪でおよそ200〜350万円です。
塗り替え
今ある外壁の上から塗料を塗る工事のことです。
外壁が良い状態、または多少悪くても補修が可能な場合に行います。
施工費用が安く、使用する塗料によっては長持ちさせることも可能である点がメリットです。
ただ、補修が不可能なぐらい損傷が激しい場合は施工できません。
費用目安は幅広く、30坪でおよそアクリルなら70万円、シリコンで90万円、光触媒で120万円です。
重ね張り
今ある外壁材を取り除かず、新しい外壁材を重ねて張ります。
元々ある外壁材の上から重ねるため、外壁材の撤去・処分に費用が掛からず、工期も比較的短めです。補修が可能な場合にできる工法となっています。
しかし、重量のある外壁材の上に重ね張りをすると重くなりすぎてしまい、耐震性に影響してしまうため注意が必要です。
近年、外壁の張り替えで使われる材料は「サイディング」が人気です。
サイディングは仕上げ用に取り付けられる板材のことで、機能性も品質も高くデザインも豊富にあります。
数多くあるサイディングの種類と特徴について解説いたします。
窯業系サイディング
セメントに繊維質のものを混ぜて、ボード状に加工した外壁材です。
加工しやすいことからデザインが豊富で、タイル・レンガ調・石目調など選べる種類がたくさんあります。
作業自体は難しくないため初期費用が安く、コストパフォーマンスのいい外壁材として人気です。ただ、耐水性はないため、防水は塗装で補わなければいけないというデメリットもあります。
木質系サイディング
木を薄く板状に加工した外壁材です。
他の素材よりも高額になりやすい上にこまめなメンテナンスが必要となることから、コストがかかります。
しかし、コスト面で優れていないにも関わらず人気がある素材です。
木特有の温かみが感じられること、熱を吸収しにくいため断熱性が高いことなどが理由として挙げられるでしょう。
樹脂系サイディング
主原料として塩化ビニル樹脂を使っている外壁材です。
凍害や塩害に強いため、特に北米でよく使われています。日本では北海道など寒冷地域がメインで、他の地域ではあまりメリットがありません。
シーリングを使わずに施工できるためメンテナンスの手間が少ないですが、日本で施工できる業者は少なく、シェア率は1%ほどともいわれています。